野北救難所 所在地
〒819-1303
糸島市志摩野北4211番地1
糸島漁業協同組合 野北支所内
TEL 092-327-0234
FAX 092-327-0235
沿革
明治24年4月野北浦部に18歳以上25歳までの青年で、海難救助を目的とした救難組合の前身たる海防組を組織する。
明治27年8月27日夜、大阪商船㈱の淀川丸(300屯)が野北沖の灯台瀬に座礁し沈没した。乗組員90名全員を野北海防組が全員救助し、その上荷物まで総て救助し世論の絶賛を浴びた。
その後年齢を30歳までとし、昭和2年6月5日、帝国水難救済会の組織に入る。
現在は救難所員の高齢化などにより、救難所員数が減少傾向にあることから年齢制限は設けず、現役の漁師を中心に活動する。
救難所について
糸島半島の北側に位置し、外海に面している事もあり、玄界灘の豊かな漁場を有する。
付近の野北海岸には年間を通し、県内外よりサーフィンをする若者が集い、漁港波止場には多くの釣り人も訪れ、近年では釣り大会が開催されるなど賑わっている。
また内陸部には、多くの芸術家の工房などが連ねる。
通常の救難活動や各救難所との合同救難訓練、また密漁監視活動など以外にも、古くからの地域行事である「野北祇園祭」への参加や、毎年恒例の地域住民と漁港の清掃活動を行う「漁港クリーンアップ」に参加するなど活動は多岐にわたり、なくてはならない組織となり、地域からも信頼を得ている。