海難事故、捜索・救助活動
海難救助事業では、海上保安庁や関係機関(消防・警察)等と各救難所が緊密な連携をとることで、救助活動を行っております。
沿岸海域での海難事故は、一般船舶・遊漁船・漁船・プレジャ-ボ-ト・サ-フィン・ダイビング・磯釣り・海水浴等で海に出ていた人々や船舶の故障、遭難など救助要件、対象も様々です。

福岡県内の水難救難所は、殆どが漁協・マリーナに隣接しており、救難所員の多くがその地域住民で漁業従事者です。
海難救助要請時、事故現場に早く辿り着ける場所にいるため、海上保安庁等の要請を受けて出動しています。
海難救助活動の仕組み
救助活動は、救難所員がボランティアで行っています。
海難救助要請を受けた場合、生業を投げ打ってただちに救助に出動します。

海難救助出動報告の仕組み

海での注意事項
海難事故防止対策
- 情報(天気予報など)を確認して事前準備する(遠方の台風も波に影響する)
- 強風、高波の時は海にでない
- 遊泳禁止区域では泳がない
- 離岸流・土用波・インショアホールについて知っておく
- 飲酒・体調不良・睡眠不足の時には海にでない
- なれないレジャーに挑戦する際は事前注意事項を必ず確認
- 自身の体力を過信しない
- 危険な海洋生物を把握しておく
事故救命策の確保
- ライフジャケットの常時着用
- 連絡手段の確保(携帯を防水パックに入れる)
- GPS機能をオンにしておく
- 緊急連絡先を知っておく(118・110・119)
令和5年度海難救助出動実績
本会の救助実績
区分 | 令和5年度 | 備考 |
---|---|---|
救助出動数 | 28 | 福岡市水上消防団に所属する10救難所について、2525件の出動実績(福岡市消防局) |
救助船舶数 | 44 | |
救助人員数 | 55 |
最近5か年の救助実績
種別 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
---|---|---|---|---|---|
件数 | 38 | 31 | 34 | 24 | 28 |
救助船舶数 | 12 | 13 | 15 | 10 | 14 |
救助人員数 | 40 | 39 | 39 | 29 | 35 |
海難救助活動実績報告
水難救助出勤の実績報告や救助訓練の様子は、下記をご覧ください。