公益社団法人 福岡県水難救済会

西浦救難所(にしのうら)

西浦救難所 所在地

〒819-0202
福岡市西区大字西浦1158
福岡市漁業協同組合 西浦支所内


TEL 092-809-2231
FAX 092-809-2235

沿革

玄界灘に面した西浦は、厳しい気象状況下での海難事故が多発しており、北崎村史によれば、明治23年8月、隣接する唐泊と同様に西浦救護所を創設。
その後西浦難破船救護組に改組。昭和24年現在の救難組合として日本水難救済会の傘下に入り、同24年現在の西浦救難所となり現在に至っている。
救助船「満応丸」を中心に周辺海域の海難救助の任に当たっている。

救難所について

西浦の西南2キロに二見ヶ浦があり夕日に映える夫婦岩が素晴らしく、年間を通してサーフィンを楽しむ若者や観光客で大変な賑わいを見せている。

また、近年地元で取れた魚の干物を販売する「西浦ひもの通り」がオープンし客足が絶えない。

1月10日の恵比寿祭は、救難所員が扮する男女の恵比寿様が、この日ばかりは一番偉い神様で各家を祝って回る。

この他にも救難所が主催する8月16日の盆相撲大会がある。
この時行われる「西浦の葛引き」は古くからの伝統行事で、玄界灘に面した海辺の町西浦の夏の風景が織りなすとても趣きのある盆行事となっている。

積み上げた葛を50メートル程に引き延ばし、赤褌、白褌の子供達と上半身裸の青年達あわせて50名ほどが紅白に分かれ交互に3回程転がす。
そこに角のある藁の鉢巻きをした二人のショウキダイジン(鍾馗大臣)が現れ、暖竹で子供達の背中を叩く。叩かれた子供は無病息災になるという。

福岡市の無形民俗文化財に指定されている。  

救難所紹介

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