
唐泊救難所 所在地
〒819-0201
福岡市西区大字宮浦273-12
福岡市漁業協同組合 唐泊支所内
TEL 092-809-2311
FAX 092-809-1205
沿革
博多湾の入り口に位置し船舶の出入りが頻繁で、昔から海難事故多発地帯であったため、明治24年唐泊救難組合が設立された。
昭和2年4月28日、帝国水難救済会唐泊救難組合に認可され、昭和24年現在の救難所となる。
救難所について
糸島半島の北崎に位置する唐泊は北東に夷崎を負い、南方に開けた天然の良港である。
博多湾の出入り口に近い海洋航行上の要衝に位置し、万葉集巻十五に詠まれた遣新羅使船の停泊地としてみえる「韓亭」は当地に比定される等、古代より風待ちの港としての機能を持ったことが知られる。
近世、唐泊は能古島・今津・浜崎・宮浦と共に「五ヶ浦廻船」と呼ばれる海運集団を組織し、福岡藩の廻船の重要な拠点として繁栄した。
また廻船業と並行して漁業も営まれ、『筑前国続風土記』には国内の鯛網の盛んな浦のひとつとして唐泊が挙げられている。近代に入り廻船業が衰退した後は漁業が主要な産業となり、漁法や漁具の改良が進められた。
唐泊漁港では、冬漁の主幹魚種であるカタクチイワシの漁獲量が低迷したため、名物であった「煮干しイリコ」を安定生産できなくなり、カタクチイワシ漁から撤退し、2001年(平成13年)からマガキ養殖に着手しました。現在、イワガキ養殖も行っています。

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