奈多救難所 所在地
〒811-0204
福岡市東区奈多2-13-12
福岡市漁業協同組合 奈多支所内
TEL 092-607-3001
FAX 092-607-3003
沿革
昭和2年5月14日、奈多浦救難組合として発足。
現在は、福岡市消防団員兼務の救難所員が業務に従事している。
救難所について
奈多救難所は、福岡市東区に所在し、北は玄界灘、南は博多湾東部に挟まれた海の中道のやや東側に位置しています。
主な漁業種は、一本釣り漁業とイカ籠漁業、底引き網漁業等を主に玄界灘で営んでいます。冬場の寒漁期の新たな試みとして太モズクの養殖栽培にも試験的に取り組んでいます。
昔から白砂青松の風光明媚で有名な地でしたが、近年松くい虫などの被害により松林がどんどん消滅していっています。奈多救難所も地元の植林会、漁協などと協力し、何とか松林の保存再生に努力しているところです。
奈多の志式神社では7月19日、20日には祇園祭りが行われ神社前の舞台では地元の人の踊りや旅役者の芝居を奉納しています。
11月19日、20日には奈多くんちがあり10日には、夜7時から夜中2時ごろまで夜神楽を舞い、深夜0時ごろに祭りの最大のイベントである早魚(はやま)神事を各町内の青年団が塩漬けの大鯛をいかに早く三枚に下ろすかを競う神事が行われる。この時は深夜にもかかわらず町内の人々が観覧に来て大いに賑わいます。
この早魚神事は福岡県の無形文化財に指定されている。
夏季には海水浴(奈多海岸は遊泳禁止区域です)や、釣り客またレジャーボート等が多く、海難事故に遭う方が後を絶たないのが現状です。
これによる人命、財産の損失は計り知れないものがあると思われます。
昔から漁業中心の地域でしたが、近年後継者の不足および高齢化のため年々漁業者の数が減少し、現在奈多支所の組合員数は、減少傾向にあります。
奈多救難所員の多くは、福岡市水上消防団奈多分団を兼任し、地域の救助活動に必要な知識、技能を向上させるため研修や訓練を実施し緊急な場合の海難救助だけではなく地元地域のあらゆる災害にも対応できる様に一致団結して努めてまいります。