小呂島救難所 所在地
〒819-0011
福岡市西区小呂島19番地
福岡市漁業協同組合 小呂島支所内
TEL 092-809-1560
FAX 092-809-1594
沿革
昭和27年4月10日設立、近海の海難救助、密航者の監視などで活動している。
救難所について
小呂島の歴史は古く、天正年間宗像郡東郷村から最初に渡島したが、食料の補給が続かず餓死。
天保2年黒田忠之、西の浦庄屋に島の開拓を命じて4家族11人を半年分の食料とともに移民させる。
併せて見張所、流人小屋を置く。慶安2年目貝原益軒流人として此の島に流されているが、万延1年の大火により益軒の遺品が焼失したと記録がある。
昭和10年軍備施設が建設され、16年には、陸、海軍1個中隊が駐屯。
20年8月には空襲にて大部分の家屋が焼失したが、10年後の30年には自家発電による電灯が灯り、人々はラジオを楽しんだ。
31年簡易水道、34年電話、60年福岡市営渡船就航等々、数々の変貌を遂げている。
ここ小呂島における年間最大の特殊行事が万年願(8月18日・まんねんがん)である。
その由来は、かつて島内にタンコロ病(コレラ?)が流行した際に御願を立てて平癒した為とも、また不漁続きであった為大漁を祈願してとも伝えられている
当日は早朝より神主様による祭事を行い、子供達による三番叟を奉納したあと、若手衆は神社を巡り祈願を行う。